期間工として働いた人のブログや口コミなどを見ると「きつい仕事」という表現が頻繁に見られます。では、期間工として勤務する場合、何がきついのでしょうか。2つの主なポイントを取り上げてみましょう。
期間工がきついといわれる理由
交代制勤務がきつい
自動車工場で期間工として就業する場合、勤務形態は大抵「2交代制」もしくは「3交代制」です。
このルーティーンは1週間ごとに変更となるため、睡眠のリズムがなかなか整わずに「きつい」と感じて離職してしまう人は少なくありません。
特に、3交代制で「夜番」として勤務する場合、仕事が朝方に終わるので、食事を済ませたら朝から午後まで眠る必要があります。
とはいえ、日差しが燦々と照っている中で熟睡するのは容易ではありません。長年期間工として働いている人でも昼間にぐっすりと眠るのはきつい、と感じることがあると言われています。
迅速かつ負荷の大きい作業がきつい
期間工の仕事はライン作業がほとんどです。
つまり、流れに乗って仕事をする必要があり、時間内に所定の作業が終わらないと、未完了の状態で商品が流れていくことになります。
そうなると、ライン全体をストップさせて修正しなければならなくなり、当然ラインの担当者全員に迷惑をかけてしまうのです。
とはいえ、これまで期間工の仕事をしたことがない人にとって、最初からラインの迅速な作業にぴったりと付いていく、というのは容易なことではありません。まわりの人からの視線も気になるため、「体力的だけでなく、精神的にもきつい」と感じる人が多いのです。
大きなトラックを組み立てるラインで作業をしている人の場合、取り扱うパーツや機械が大きいため手首や腕など体の各所にかかる負担が非常に大きくなります。
普通自動車を組み立てる期間工として働いていた人の場合、この変化がかなりきついと感じることもあるのです。実際、作業中に腕や肩を痛めてしまい、期間工としての仕事を継続することが難しくなった、というケースも見られています。