期間工という仕事が高い人気を維持している背景には、入社したことで一定額を支給される「入社祝い金制度」の存在があります。
では、入社祝い金として具体的にどれほどの金額を給付されるのでしょうか。また、給付されるタイミングについても学んでおきましょう。
入社祝い金の金額はメーカーによってさまざま
入社祝い金として給付される金額はメーカーによって大きく異なります。
最も高いのはマツダで、派遣会社を介して登録した期間工の場合、トータルで45万円が給付されます。
日産自動車の場合は、どこの工場で勤務するかによって金額が多少変動するものの、平均的にみると30万円前後です。
トヨタ自動車は継続して働く人をより重視したスタイルおよび給与体系となっているため、入社祝い金の給付額は他のメーカーと比較するとやや低い水準で、一律10万円となっています。
入社祝い金の支給時期
入社祝い金が振り込まれるタイミングはそれぞれ異なる
入社祝い金には3つの種類が存在しています。
1つ目は「選考会参加による給付」です。この場合、採用面接が終了した時点で給付が確定します。
2つ目は「入社決定による給付」で、メーカーから支払いが行われます。
ただし、これら2つの入社祝い金に関しては、最初の給与支払い時にまとめて給付されるというのが一般的です。
選考会の場で支給されたり、入社初日に振込が行われたりすることはまずない、ということを覚えておきましょう。わたしが選考会に参加した時にも「この場で支給されないのか」と腹を立てている人がいました。
3つ目は「派遣会社による給付」です。これは派遣会社を介して応募した人だけが受け取ることができるものです。
給付の時期は派遣会社によって異なります。就業初日の滞在確認ができた時点で振り込むケースもあれば、10日が経過した時点で振込を行なうという会社もあります。
また、一括で給付する会社もあれば、3回程度に分けて振り込む会社もあるので、事前に確認をしておくことが大切です。