期間従業員のライン作業の種類 きつい工程と楽な工程

期間従業員 電子部品 仕事内容

期間工の仕事は基本的に工場におけるライン作業です。

採用時に行われる体力測定やこれまでの就業経験などを考慮した上で、どの工程を担当するのかが決まります。

では、ライン作業にはどのような種類があるのでしょうか。また、体力が求められる工程と比較的楽な工程についても考えてみましょう。

ライン作業の種類

ライン作業は主に9段階ある

期間工を採用しているのは主に自動車メーカーで、そのライン作業は9つの工程に分けられます。

1段階目は「鋳造」で、型を使って金属のパーツを形成して行きます。

2段階目は「鍛造」で、金属パーツの強度をアップさせる作業です。

3段階目となるのは「機械加工」です。大型マシンを使って金属パーツをさらに加工していきます。

4段階目に行われるのは「プレス」で、強度がアップした金属パーツを成形していくのが主な役割です。

続いて、5段階目の「溶接」となります。各金属パーツを溶接して、車のボディーを仕上げていきます。

6段階目の「塗装」では、塗装用の機械を使って車のボディーへ塗料を吹きかけます。

この段階が終了するとエクステリアは完了です。

7段階目の「成形」では、インテリアパーツを成形していく工程で、特殊な樹脂を使用する作業となります。

8段階目は「組み立て」です。車内のインテリアおよび装備品を取り付けていきます。

9段階目は「検査」です。有資格者による品質の審査が行われ、この審査をパスしたものが「完成品」としてディーラーへと送られます。

きつい工程と楽な工程

大変なのは「プレス」と「組み立て」、比較的楽なのは「塗装」

これら9工程の中でとりわけ「きつい」とされているのは、重量の大きなマシンを動かしながら作業をする「プレス」と、わずかな時間内で迅速に数多くの内装品を取りつける必要がある「組み立て」です。

これらの工程を効率よく行うためにはかなりの経験と手際の良さが求められるため、初めてライン作業を行なう人にとっては難関と言えるでしょう。

一方、「塗装」は、塗料の吹き付けを数回にわたって行なうマシンの管理がメインとなるため、比較的楽な工程として知られています。